01入社を決めた理由
九州から世界へ発信するモノづくりに憧れて
私は「九州」「メーカー」を軸に検討していた就職活動中、トヨタ自動車九州のことは知ってはいたものの、クルマに対する興味がほとんどありませんでした。しかし、会社説明会に参加し、地域経済や雇用創出に与える影響の大きさにやりがいを感じたこと、そして「九州から世界に通用するモノづくりを」という誇りを持って、さまざまなことに取り組んでいる先輩方の様子を見て、興味が深まりました。
02現在の仕事内容
メーカーとの「Win-Win」な関係を築けるように
調達室に所属し、資材やクルマのオプションパーツの発注先選定や価格決定に携わっています。「より良い物を最適な価格で、長期安定的に購入すること」という基本理念のもと、発注を検討する際には、仕入先へ出向き現物を見にいくことも。競合他社がどの仕入先からどんな観点で物を選定しているのかといったリサーチも大切なため、仕入先の方々と情報交換できる関係性を築いておくことも重要です。
また、原価低減の目標を掲げる中で、より良い製品をつくり業界内の競争力を高められるよう、仕入先へ改善を促していくことも仕事の一つ。「安全性や品質を確保しつつ、どうすればもっと安くつくれるか」といった課題を検討していきます。
意見が対立したり、調整がうまくいかなかったりして悩むこともありますが、その分仕入先の強みを引き出して両社にとって「Win-Win」な結論が出せたときの達成感はひとしおです。
03仕事でのエピソード
現場の声を聞くことの大切さ
入社して3年目に工場のLED化を担当したときのこと。省エネ推進のため工場全体の水銀灯や蛍光灯を一斉にLEDに交換したのですが、その選定を任されました。
暮らしの中で照明の質を意識することは少ないですが、工場内での照明は、作業効率・品質に影響します。例えば、塗装工程においては、色の見え方が変わってしまうなど、製品の出来栄えにまで影響を与えてしまいます。安易に明るさや安さだけで選ぶわけにいきません。そのため数多くのLED商品の中から候補を選び、関係部署を集めて見比べてもらう場を設定。「うちの現場はもっと明るいほうがいい」「オレンジの光が見やすい」など各部門の意見を聞き取りしたことで、それぞれに適したLEDを選ぶことができました。
この経験から、製品の傾向をリサーチすることはもちろん、使用者の要望を聞くことの大切さを痛感。今では必要な資材やパーツの調達の際には、関係する各部門の声を大切にしながら進めるように心がけています。
04トヨタ自動車九州の雰囲気
相談しやすい雰囲気だから安心して働ける
トヨタ自動車九州で働く女性の割合は高くはありません。ですが出産や育児中の福利厚生が充実していて女性が働きやすい環境が整っています。そのため、結婚後も働き続ける道を選択。子育て中の女性の先輩や同僚にアドバイスをもらいながら、妊娠や出産後の仕事への向き合い方を考え、無理のないライフプランを立てていくことができます。
また、新入社員の頃から仕事の進め方について意見を求められる企業風土があります。
上司は「失敗してもいいからやってみて」と背中を押してくれ、挑戦しやすい雰囲気の中で、新しいことにチャレンジ。「改善」の言葉通り、日々の業務を見直し改善を重ねています。そして入社して感じるのは「自分の意見をしっかり持って発信することが重要」だということ。さまざまな意見や改善案を出し合う弊社では、自分の意見をしっかり持って発信することで実現の可能性が高くなります。相談しやすい環境があるため、他部署のメンバーへも相談しながら意見を出すようにしています。
05これから挑戦したいこと
九州のクルマづくりの底上げ、競争力強化に貢献
現在「九州部品仕入先の競争力強化」という仕事に参画しています。仕入先と連携し、九州で競争力あるクルマづくりを目指して原価低減などを進めています。競争力とは当然ながら「原価」だけではなく、「安全」「品質」も求められるため、社内関係部署を巻き込んで改善に取り組んでいます。九州のクルマづくり全体の競争力強化に貢献できる仕事ですので、スケールも責任も大きいですが、製造現場の基礎からしっかり勉強し、少しずつ達成していきたいです。
- 9:00
- 出社
- 9:30
- テクニカル会議。
検証スケジュール、トラブルに対する進捗管理などを確認。
- 10:00
- 工場で作業
- 12:00
- 昼食休憩
- 18:00
- 作業終了
- 18:30
- 業務終了、帰宅
軍手や工具、ロボット、建屋にいたるまで、クルマづくりに必要なあらゆる物の調達をします。発注先を選定し、購入価格を決める仕事です。