事業フィールド

BUSINESS FIELD

事務職

クルマづくりには
携わるすべての人々の
想い、汗、涙が
1台1台に込められている。

野田 まどか
工務部 生産管理室 部品管理グループ
2013年入社

01入社を決めた理由

アメリカ留学で気付いた「世界に誇れる日本のモノづくり」

学生時代にアメリカ留学の経験があるのですが、消しゴムやペンといった身の回りの物や生活用品など、日本製品の品質の高さを実感する機会が多くありました。
帰国後、「日本のモノづくりを世界に発信したい」、「その手助けをしたい」と就職活動を開始。就職ガイダンスでトヨタ自動車九州に出会い、「九州から世界へ」と日本の技術を世界へ向けて発信していること、そして会社が地元福岡にあることも入社を決意した理由の1つです。

02現在の仕事内容

人を動かし、経済を動かす過程を実感

私が担当しているのは部品の発注です。中でも今後販売が予定されている新車の部品を手配する「生産準備業務」と、生産中のクルマに設計変更があった場合に新しい部品を手配する「設計変更業務」に携わっています。社内はもちろん、仕入先や輸送業者など社外の関係先と接する機会が多く、私の発注によって様々な人や部署、会社が関わって、1つの部品が出来上がり、複雑な工程を経て受け渡されていきます。私の調整によって無駄を削減できるのもやりがいの一つ。会社のためだけでなく九州経済ひいては日本の経済に関わる仕事をしているのだと自負して取り組んでいます。

03仕事でのエピソード

数字だけでなく、1台1台のクルマに向き合う大切さを教えてくれた出来事

打ち合わせ風景

入社して間もないころ、工場での生産が打ち切りになる車両があり、そのクルマが製造ラインを流れる最後の瞬間に立ち会いました。流れるクルマを大勢が見守る中、担当の方が静かに涙を流しているのに気付きました。そのクルマは工程がとても複雑で、製造スタッフも苦労したという話を聞いていました。今までどんな努力があったのだろう。ふと想像してみると、私の胸にもこみ上げるものがありました。クルマづくりに携わるすべての人々の想い、汗、涙が1台1台に込められているのだと実感する出来事でした。
その当時、私は、工場の稼動状況を管理する部署に在籍しており、ディスプレイに表示される数字を元に製造ラインの動きを確認する業務を担当していました。その出来事から数字だけを見るのではなく1台1台に向き合って仕事をする大切さを学び、今も大事にしています。

04トヨタ自動車九州の雰囲気

モノづくりの原点は現場にあり。何かあればすぐに現場へ

製造現場(工場)と事務・技術系の職場が隣接しているので、全社一体となってクルマづくりに携わっているという感覚があります。私は事務系の仕事ではありますが、「トラブルがあればすぐに現場へ」という姿勢で、いつでも動けるよう身構えています。クルマづくりを間近で見ることができ、クルマの知識を得る何よりも早い勉強法になっています。製造過程は想像していた以上に手作業の工程が多く、製造スタッフの創意工夫のすごさには驚かされます。
製造ラインを止めてしまうほど大きなミスをしたこともありますが、工場に直接出向いて頭を下げました。寛大に応じてもらい、日頃から顔を合わせて築いていた人間関係に救われたと感じています。

インタビュー風景

05これから挑戦したいこと

新型プロジェクトの部品準備を成功させたい!

2017年から規模の大きな新型プロジェクトの部品準備リーダーを任され、毎日奮闘しています。部品発注という業務に携わって日は浅いですが、「改善」の意識を持って取り組んでいます。例えば、余分な工数はないか、在庫管理で改善できる部分はないか、発注書をもっと使いやすい物にできないかなど、日々考えて行動に移していく。こうした意識を普段から持つことで無駄のない新型車の立ち上げにつながっていくと考えています。
リーダーとしてまだまだ未熟ですが、みんなの力を借りながらプロジェクト成功の羽翼となれるように力を尽くしたいと思っています。

一日のスケジュール
8:00
出社
8:30
前日稼働状況、部品状況確認
9:00
仕入先との調整業務
10:00
現場へ赴き部品の棚卸し、現場の人と調整業務
12:00
昼食休憩
13:00
調整結果を発注へ反映
15:00
社内調整会議
16:00
申し送り
17:30
業務終了、帰宅
私はここを担当している!

生産管理室は、工場の司令塔のような役割を担っています。工場を円滑に運営し、滞りない生産につなげることが使命です。工場で働くすべての人に影響を与えるので責任は重いですが、その分やりがいも大きいです。

Message学生へのメッセージ

  • 学生時代の私は、まさか自分が自動車会社に入って生産管理の仕事をすることになるとは夢にも思っていませんでした。クルマについて特別な知識を持っていたわけでもありません。しかし縁あって、トヨタ自動車九州に出会い、会社のことを知っていく中で世界一を目指す高い志に惹かれ、私も一緒にチャレンジしたいと思えるようになりました。
    学生時代は、様々な経験ができるチャンス。自分には全く関係がないと思う世界に飛び込んでみるのもいいでしょう。その中で、出会える何かがあるかもしれませんし、自分の中に一つ大きな軸ができるきっかけにもなると思います。就職活動、ぜひ頑張ってください。