事業フィールド

BUSINESS FIELD

事務職

何度も現場へ足を運び、
長年変更されていなかった
仕組みを一新

伊藤 六平
経理部 製品原価室 販価グループ
2014年入社

01入社を決めた理由

地元九州に貢献したい!その思いで入社を決意しました

関東の大学に通っていましたが、就職活動をする中で、生まれ育った地元九州で働き地域に貢献していきたいという思いが強くなり、Uターン就職をすることに決めました。そこで、九州の主要産業である「モノづくり」を引っ張るトヨタ自動車九州に魅力を感じて、入社を決意しました。

02現在の仕事内容

会社の収益を左右する重要なポジション

経理部で原価管理を担当しています。原価管理とは、クルマを生産するために必要な原価をコントロールしていく仕事(原価低減活動など)。会社の収益状況や、開発する製品の販売価格などを想定して目標を立て、達成するために各部署で取り組むべき活動を計画・実施するなど、会社の収益を左右する重要な仕事です。

その中でも私は、新製品の開発・設計段階でクルマ1台の原価を確定させる「原価企画」を担当しています。原価に関する知識だけでなく「どんな設備を使い、どんな材料をどう加工してつくるのか」といったクルマづくり全般への理解が不可欠なため、事務職であっても「モノづくり」に深く関わっています。自分の立案した企画や活動が会社の収益に直結するため、日々緊張感を持って取り組んでいます。

03仕事でのエピソード

20年以上変わることのなかった仕組みを一新

打ち合わせ風景

創立以来20年間変更されていなかった原価算出の仕組みを変えるプロジェクトに携わったときのこと。原価は材料費や製造ラインの稼働コスト、人件費などを基に割り出すのですが、改善前は製造工程によって算出方法が異なっていたため、煩雑で時間がかかっていました。
そこで、より短時間で精度の高い全部署共通の原価算出フォーマットをつくることに。しかし「原価」といっても費用の種類は多岐にわたり、組み立て、塗装、プレスなど、それぞれの製造工程の特性も異なるため、調整は難航。各工程の流れや特性を理解する必要があったため、何度も製造現場へ足を運び上司や先輩に指示を仰ぎながら試行錯誤する日々でした。そうして長年変更されていなかった仕組みを一新できたときの達成感は、今でも新たな取り組みをする際の原動力になっています。

04トヨタ自動車九州の雰囲気

失敗した「人」を責めず、「仕組み」を責める風土

弊社には「改善」と「チャレンジ」の風土が根付いています。新人の頃は失敗を「恥ずかしい」「知られたくない」という気持ちから、チャレンジすることに臆病になっていました。しかし自分がミスをしてしまったとき、先輩が「伊藤が間違えたということは、別の人が間違える可能性がある」と責めることなく、同じ間違いを繰り返さないように仕組みを見直すよう、取り組んでくれました。失敗した「人」を責めるのでなく、「仕組み」を責める、そうした風土があるからこそ失敗を恐れずに挑戦でき、成長につながる近道になっているように思います。今はメンターとして三つ下の後輩の指導やサポートをしていますが、失敗を糧にする姿勢を伝えています。

インタビュー風景

05これから挑戦したいこと

収益の算出だけでなく、メッセージを発信できる経理のプロに

原価企画業務でのステップアップを目標にしています。数字を算出するまでを仕事とするのではなく、算出した数字を使って経理部門としてメッセージを発信し各部門と密に連携を取りながら、会社の収益拡大のため利益を生み出す活動につなげていくという仕事をしていきたいです。
また、将来的には、量産後の原価維持・原価改善まで行える「原価のプロ」になることを目指しています。

一日のスケジュール
8:00
出社
8:30
当日の予定確認・段取り
9:00
原価計算・打合せ資料準備
11:00
グループミーティング
12:00
昼食休憩
13:00
技術員との原価打合せ
15:00
現場確認
16:30
上司への決裁資料作成
17:30
業務進捗・やること確認
18:00
業務終了、帰宅
私はここを担当している!

新型車をつくる際、1台にかかる原価の目標を設定しています。原価低減に取り組むことで、九州でつくるクルマの競争力を高め、会社の収益向上に貢献しています。

Message学生へのメッセージ

  • 「学生時代に私はこれをやりました」と胸を張れることが一つあるといいと思います。チャレンジした経験は後々どこかで活きてきます。また、食わず嫌いをせずに何にでも挑戦する姿勢も大事です。せっかくの学生時代、欲張って「広く深く」チャレンジしてみてください。