事業フィールド

BUSINESS FIELD

事務職

より良い設備や部品を
最適な価格で
安定的に調達する

江藤 千尋
調達部 設備調達室 車両設備調達G
2019年入社

01入社を決めた理由

留学先で世界が信頼を寄せるトヨタブランドに胸を打たれる

トヨタ車に興味をもったきっかけは学生時代にインドネシアに留学した経験です。日本車、中でもトヨタ車の品質に対する現地の方の信頼をよく耳にしており、また、舗装されていない道でトヨタ車の乗り心地の良さを体感することも多くありました。留学前はメーカーへの就職を考えていませんでしたが、帰国後にトヨタ自動車九州の説明会に参加。「TEAM Kyushu」として、地元の部品メーカーなどと共存共栄で世界へ高品質なクルマを発信していることを知り、地元である福岡、九州に貢献できる企業だと感じて入社を志望しました。

02現在の仕事内容

パートナーとなる仕入先を探し、共に歩み、共に成長する

設備調達室で車を流す搬送設備、色を塗る塗装ロボット、ドアの取付設備等、塗装・組立工場内の車両生産に関わるさまざまな設備の仕入先選定、価格決定を行っています。「より良いものを、最適な価格で、安定的に購買する」ことが、調達部の使命。調達した設備を技術員の話を聞き、設備や作業工程について理解した上で、仕入先の技術力や能力、提示価格などを見極め、トヨタ自動車九州の代表として査定や交渉に臨みます。
また、原価低減に向けた活動を仕入先と一緒に行うなど、注文する側、される側という一方通行な関係ではなく、仕入先と共に歩むことも私たちの重要な役割です。その一方で、競争力のある調達基盤を作るべく、新規仕入先の発掘も欠かさずに行っています。

03仕事でのエピソード

机上で判断せずに、工場で現地現物を確認する

打ち合わせ風景

設備の価格決定を行う際には、仕入先の査定を行うのですが、査定の方法にマニュアルやルールはなく「10年で一人前」と言われるほどに、経験がものをいう仕事です。仕入先に査定の根拠や査定価格を提示するには、理論付けて説明できるだけの豊富な知識が求められます。まだ経験が浅い頃は、工場に何度も足を運び、技術員に話を聞いて、設備を理解することに必死で取り組みました。
入社2年目にある仕入先の方から、「よく勉強していることが伝わってきました」と言ってもらえた時には、調達担当者として成長できていることが実感できて嬉しかったですね。その後、その仕入先とはより深い関係を築くことができ、設備や技術についての突っ込んだ話まで教えてもらえるようになりました。机上で判断せずに、工場で現地現物を確認するというのは、今でも私のモットーです。

04トヨタ自動車九州の雰囲気

「失敗してもいいからやってみよう」と思える心強さがある

若手のうちから大きな仕事に挑戦できるチャンスがあり、かつ、上司や先輩のサポートが手厚いので、プレッシャーに押しつぶされることなく「失敗してもいいからやってみよう」と思える環境です。与えられた仕事については一旦、自分のやり方に任せてくれて、年次に関わらず、自分の意思や意見を示す場面が多くあります。そのため、「経験のない私が発言しても…」といった遠慮や、萎縮をすることがありません。若手が積極的に提案やチャレンジをしやすい雰囲気があるので、主体的に動くことができ、働きやすいですね。また、上司からの指示ではなく、自分で考えた方法によって結果が出た時には、大きなやりがいを得ることもできています。

インタビュー風景

05これから挑戦したいこと

さまざまな設備の調達を経験し、工場を俯瞰して見られる存在へ

まだ塗装・組立設備の調達しか担当したことがないので、他の工程の設備調達も経験して、宮田工場全体の設備を俯瞰して見られる存在になりたいと思っています。そうすることで、各設備の良いところをフィードバックしたり、設備をまたいだ集中購買や最適な仕入先の選定へとつなげていきたいですね。
さらに、現在は現場の方と仕入先との橋渡しのような色合いが濃いので、技術的な観点からも原価低減への提案を行えるように、もっと設備への理解を深めていくこともめざしています。
また、地元の仕入先と「Win-Win」な関係を継続的に築くために、密に連携して体制強化の取り組みを行い、当社と仕入先、両社の競争力強化に貢献してくことも今後の目標です。

一日のスケジュール
8:30
出社、メールチェック
9:00
伝票処理(発注、価格決定)
10:00
グループミーティング 
11:00
仕入先との定例打合せ
12:00
昼食休憩
13:00
価格決定業務(査定、交渉)
15:00
仕入先や各部の問い合わせ対応
16:00
仕入先との面談
17:00
決済書面作成
18:30
退社
私の担当はここ!

塗装関係の設備調達を主に担当しています。大がかりな設備の入れ替えとなると、塗装用のプール、ロボットなど、全部で数十億円規模の調達になるスケールの大きな仕事です。

Message学生へのメッセージ

  • 私自身、留学するまではメーカーへの就職をまったく考えていませんでしたが、今、トヨタ自動車九州で充実した日々を送ることができています。また、調達の業務を通じて、たくさんの仕入先・業種を知り、世の中には魅力的な会社が多くあることを知りました。
    最初から興味がないと決めつけるのではなく、実際に話を聞くなどアプローチしてから判断することで、自分でも見えていなかった新たな可能性が開けるかもしれませんよ。