事業フィールド

BUSINESS FIELD

事務職

広い視野で
会社全体をとらえ
進むべき道を定める

菊川 仁史
経営企画部 戦略企画G
2007年入社

変化を先読みし、九州から世界に商品をお届けする

打ち合わせ風景

経営企画部はトヨタ自動車九州が中長期で進むべき方向や方策を企画、提案する役割を担っています。CASEやカーボンニュートラルという大変革においては、日々技術革新や環境変化が進み続けています。こうした中では、トップと現場の距離を近づけ正確な意思決定と迅速な実行を、柔軟に行う事が大切です。経営企画部は、社内各部署はもちろんのこと、トヨタ自動車とも連携しながら、一体感ある活動の企画・推進を心掛けています。
これらの仕事は自社だけでなく業界全体の動向含め、広く俯瞰する視野が求められるのですが、私の場合、トヨタ自動車の事業企画部門へ出向し、経験を積むことができました。そこでは開発、生産、販売といった機能軸ではなく、グローバルの各地域・お客様の視点で商品やサービスを考えるという大方針のもと、各国の経済・市場・環境規制や技術動向、競合環境なども踏まえた中長期の経営計画を立案する仕事に携わりました。
こうした学びの機会と実践の場を積み重ね、世界中のお客様に九州から商品をお届けする事ができるのが、トヨタ自動車九州の最大の魅力。成長・活躍のフィールドが準備されています。

九州からカーボンニュートラルの取組みを発信する

打ち合わせ風景

出向から帰任後は、トヨタ自動車と一緒にモータースポーツを通じたカーボンニュートラルの施策・発信の企画に参画させてもらいました。メディア等でも大きく取り上げられた取組みですが、九州でのレース開催に合わせ、トヨタ自動車九州も水素エネルギーの地産地消や来場者に向けた水素訴求イベント等を行いました。
九州は全国的にも再生可能エネルギーの活用が進んでおり、また産学官で水素や脱炭素の研究開発が盛んな地域。今回、地元自治体や企業に共同参画を呼び掛け、九州におけるカーボンニュートラルの取組みを全国に発信しました。大変やりがいのある仕事でした。
これらの活動の根っこにあるのは、トヨタ自動車九州の設立趣旨にある「地域に根差し、地域の発展に貢献する」という考え方です。クルマづくりは当然の事ながら、モビリティサービスや社会貢献の分野においても、地元のお客様や販売店、自治体や企業と連携し、一緒により良い社会を実現できればと活動しています。そういった地域密着の取組みができるのも、トヨタ自動車九州で働くモチベーションになっています。

過去から未来へ、人と人をつなぐ仕事

これまでに私が担当してきた仕事を振り返ると、いずれも「人と人をつなぐ」というキーワードが見えてきます。これらはプロジェクトを一緒にやり切る、同じ釜の飯を食うといった事から絆を深める経験にもとづいていますが、全従業員といった規模で考えるとなかなかそうもいきません。コロナ禍で経営環境や働き方が変わる中で、従業員同士のつながる力、トップと従業員のコミュニケーションを深めることが大切だと思い、全従業員向けに社内コミュニケーションWebサイト「TMK Connect」を立ち上げました。
内容は社内で頑張っている従業員の特集記事や、匠と呼ばれる高技能者から若手社員へのメッセージといったシンプルなものですが、従業員の方々が日々どんなことを目指し、どんな想いで働いているか、数字には表れない想いや気づき、リアルな声を発信しています。
トヨタ自動車九州も創立30周年を迎え、創業の精神や先人たちの努力、これからも大切にしていきたい価値観を全従業員と共有してきました。それらを土台に、このWebサイトが全社の一体感や助け合う風土を更に醸成させ、会社の競争力を向上させる役割を果たしていければと考えています。