事業フィールド

BUSINESS FIELD

技術職

自分が携わる
クルマづくりは、
他社や他工場に
絶対に負けたくない。

切手 政貴
パワートレーンエンジニアリング部 ハイブリッド技術室
ハイブリッド生技1グループ 2007年入社

01入社を決めた理由

技術者の枠を超えた活躍の場を期待して入社

大学では、機械工学を専攻しエンジンの研究をしていました。トヨタ自動車九州では生産ラインの維持管理や生産技術、設計など幅広く活躍できると知り、興味が湧きました。また、高級車である「レクサス」を生産していることから、より高いレベルの仕事に携わることができ、自身の成長の可能性も高まるのではと期待を込めて入社しました。

02現在の仕事内容

高品質モーターを生み出す製造ラインの構築

ハイブリッド車に搭載するモーターをつくる製造設備(ライン)を、企画から設置、メンテナンスまで一貫して管理しています。例えば新型車の生産が決まったら、新しいモーターの設計図を基に、どのような設備にすれば安全・高品質・低コストな製造ラインをつくれるかを考えます。
次に、製造する機械を各関係設備メーカーへ発注。ここでは製造スタッフが、少しでも使いやすい設備にするために、関係者と細かく仕様検討を行います。設備が完成すると、工場に設備搬入を行い1本のラインにし、モーター試作とラインの改良をくり返していきます。
自動車技術は進化を続けており、次々に新しい技術が求められます。新技術、設備開発を進め、より良い製品を世に生み出す。そこにはたくさんの関係者の協力があり、日本のモノづくりの歴史と底力を感じています。

03仕事でのエピソード

新型ハイブリッドモーターの製造ラインを構築

打ち合わせ風景

新型のハイブリッドモーターの製造ラインを初めてリーダーとして構築したときのことです。ライン構築は高品質な製品をつくりだすための設備仕様を数年前から検討します。そして設備が完成すると、1本のラインをつくって製造準備を行います。設置現場には毎日、相当な人数が集まりますが、良いラインを構築するには、製品構造・設備仕様を深く理解し、且つ多くの人たちをまとめ、同じ方向を向く必要があります。そこで毎朝ミーティングを開催。コミュニケーションを取って和やかな雰囲気をつくり、スムーズに作業ができるように心掛けました。総勢100人以上のメンバーとともに多くの時間をかけ、ラインが完成。そのラインを通って初めてモーターが生産された瞬間は「やっとここまで来た」と胸が熱くなりました。関わったメンバーと一緒に、高品質な製品を世に送り出し、感動を共有できることが、この仕事の醍醐味だと思います。

04トヨタ自動車九州の雰囲気

「元気で明るい社風」は、お互いを理解し尊重する風土から

弊社にはトヨタの基本理念である「知恵と改善」「人間性尊重」という言葉が根付いています。他を尊重し、誠実に相互理解に努め、お互いがそれぞれの責任を果たすことで良い物を生み出そうという風土です。コミュニケーションが取りやすく、風通しの良い職場では、様々な意見が生まれます。多様な意見を自発的に出し合い、受け止める環境が、自身の可能性も広げてくれています。

インタビュー風景

05これから挑戦したいこと

世に良い製品を生み出すことで社会貢献したい

現在はクルマの電動化が進み、ハイブリッド車の生産比率が増加しています。各社が独自に研究、開発して新しいクルマが次々に生産される中、自分が携わる工程を他社や他工場に絶対負けない物にしたいと考えています。安全、品質、原価、生産の観点で世界の動向を把握しつつ、常に上を目指して高品質な物を生産する。そのために、設計から製造まで幅広い知識を身に付けるとともに、製造スタッフや関係者を引っ張る「人財」になることを目指したいです。

一日のスケジュール
8:30
出社
9:00
現場メンバーや工事関係者との打合せ。今後の予定、進捗状況確認
9:30
設備工事状況、製品品質状況確認
12:00
昼食休憩
13:00
次期プロジェクトの生産準備
16:00
現場での設備確認、本日のまとめ
19:00
業務終了、帰宅
私はここを担当している!

トヨタのハイブリッド車に搭載されるトランスアクスル。そこに組み込まれているモーター(発電用と駆動用)を生産するための生産ライン構築、維持管理業務を担当しています。

Message学生へのメッセージ

  • スポーツでも勉強でも趣味でもいいので、熱心に打ち込んでいることはありますか?
    私はサッカーばかりやっていました。その経験が今、活きています。「一所懸命になること」「人と接すること」「リーダーとなって人を引っ張ること」。これは社会人生活の中で絶対に役に立ちます。