事業フィールド

BUSINESS FIELD

技術職

世界の多様な環境下で
安全に走行するための
信頼を担う

松本 崇紀
性能開発部 車両構造開発室 車両構造2G
2015年入社

01入社を決めた理由

設立間もない開発部門の今後の“伸びしろ”に期待

大学で情報工学を専攻し、機械やロボットについて学んでいました。モノづくりに興味があり、中でもクルマやバイクが好きだったので、自動車メーカーには特に魅力を感じながら就職活動を開始。トヨタ自動車九州は開発部門を設立したてのころだったので、成長途上の会社だからこそチャンスも大きいと考えました。地元の九州を離れることなく、好きなクルマの開発に携われるという立地もポイントでしたね。

02現在の仕事内容

特徴の異なる世界中の路面で、安全にクルマを走らせるために

トヨタ自動車九州では生産した車両を世界に向けて発信しています。車種としては同じクルマであっても、どの国で販売するかによってその仕様は異なります。非舗装道路が多い国、道路が冠水する頻度が高い国、路面に小石が多く走行中に飛び石が当たりやすい国など、道路の特徴も、クルマづくりで気を配るべきポイントもさまざまです。世界のあらゆる環境下でクルマが問題なく走行できるように、開発中のクルマの部品検討を行うのが私の仕事です。例えば、飛び石が多い北米仕様のクルマは車体の強度を高める必要があり、設計担当者と相談しながら構造や部品を検討。複数の部品をクルマに搭載し、それぞれ走らせてみて評価していきます。コスト面も考慮しながら最適な部品や構造を決定するまでには、トライ&エラーを何度も繰り返すことになる長い道のりです。

03仕事でのエピソード

未発表車、他メーカー車、いろんなクルマをテスト走行できる

打ち合わせ風景

特定のプロジェクトにやりがいを感じるというよりも、日々の仕事が常に楽しいです。各国の路面を再現したテストコースで、まだ未発表のクルマを走らせる機会が多く、また、参考のために他メーカーのクルマに乗ることも頻繁にあります。しかし、乗ることに慣れてしまうと、些細な変化に気付けない油断や慢心が出てくるものです。そのため、常に新鮮な気持ちで、何か異常がないかと目を光らせながらテスト走行を行っています。
クルマの信頼性を高めるためには、クルマに関する多様な知識が必要となりますが、興味のある分野ばかりなので勉強も決して苦にはなりません。元々車が好きな私にとっては、天職ともいえる好きなことに囲まれた幸せな仕事です。

04トヨタ自動車九州の雰囲気

No.1の生産工場をめざして、コンパクトな組織が一つにまとまる

私は以前、出向でトヨタ自動車で数年間働いた経験があります。トヨタ自動車に比べて組織がコンパクトで横のつながりが強いというのは、トヨタ自動車九州ならではの特長です。トヨタのどの工場よりもいいクルマをつくりたいという熱意を感じるので、チーム内のメンバーに限らず、困った時にはすぐに相談して団結できる距離の近さが魅力ですね。
また、自分の担当分野だけの信頼性が成立しても、その結果、他の箇所に悪影響を及ぼしては意味がありません。それぞれが受け持つ信頼性をバランス良く両立させるために、解決策を一緒に考えるケースが多く、自分の知らない領域の性能についても勉強できる良い機会になっています。

インタビュー風景

05これから挑戦したいこと

未知の構造、見たことのない現象に対応できるスキルを磨き続ける

クルマは急速に進化を続けており、例えば、電気自動車になれば、その構造はガソリン車とは大きく変わってきます。トヨタ自動車九州でも、今後、さまざまなクルマを生産していくことになるので、まだ見たことがない構造、性能についての信頼性を確保するためにも、一生学び続けねばなりません。
また、現状ではトヨタ自動車九州はアッパーボデーと呼ばれるクルマの上物部分の領域を担当していますが、いずれはアンダーボデーと呼ばれるクルマの骨格に当たる部分も開発できる会社になってほしいと思っています。そうなれば、クルマの信頼性性能をイチから作り込むことができるので、自分の想いをすべてクルマに織り込んでみたいですね。

一日のスケジュール
8:30
出社
9:00
メール対応
10:00
評価
11:00
図面検討
12:00
昼食休憩
13:00
ミーティング
14:00
評価
15:00
図面検討
16:00
打ち合わせ
17:30
退社
私の担当はここ!

クルマの信頼性性能にはいくつかの分野があるのですが、私は「車両環境性能」を担当しています。世界のさまざまな環境に耐えうる性能の作り込みを行うことが役割です。

Message学生へのメッセージ

  • 今の部署では社内にいる時間のうち半分以上が打ち合わせといっても過言ではないほど、打ち合わせを頻繁に行っています。相手が求める情報を、相手が理解できる内容にして、いかに簡潔に伝えられるかというのは、意外と難しいものです。また、自分の考えを堂々と主張できるかによっても、スムーズに仕事が進むかが変わってきます。「想いを伝える」ためのコミュニケーションを、学生のうちから意識してほしいですね。